2021年07月06日

奇跡の花火をもう一度!









こんにちは、実行委員長の佐藤 丈典(さとう たけのり)です。
鼠ヶ関(ねずがせき)で創業約100年の鮨屋を営みながら観光協会の支部長を務めております。

昨年の鼠ヶ関では全ての魚イベントや海水浴が中止となり、
これまで経験したことのない静かで寂しい一年でした。
残念ながら今年もそれが続いています。

「そんな地域を元気にしたい!」という熱い想いで
花火打ち上げプロジェクトを立ち上げましたので、
どうか応援のほどよろしくお願いします。

※写真は2018年6月に撮影した「うまイカ、干しイカ、イカまつり」イベント時のイカ侍(佐藤丈典)

このプロジェクトで実現したいことは花火の打ち上げです。
今から21年前まで、鼠ヶ関では毎年8月2日に花火大会が開催されていました。
その始まりは古く、戦後に起きた大火を乗り越え絆を深めようとしたのがきっかけだったそうです。
そこから住民に愛され50回続いた花火大会。
しかし、長引く平成の大不況により運営が困難となり、
2000年に惜しまれつつも静かに幕を閉じました。



‖ 閉塞感を打破する!花火に託した想い

それから時が経ち、昨年のコロナ騒動。
皮肉なことにそれがきっかけで鼠ヶ関の花火大会は一夜限りの復活を果たします。
鶴岡市内で毎年40万人規模で開催されていた「赤川花火大会」がやむを得ず中止となり、
「かわりにどこか小さくてもいいので打ち上げられないか?」という話が6月頃に舞い込んできたのです。
「閉塞感が漂う空気を一変させたい!」そんな想いで、
16人の有志が集まり実行委員会を組織しサプライズで打ち上げることを決めました。


‖ 空が笑った!?奇跡の幕開け

感染拡大防止対策として住民へのアナウンスは前日の夕方まで行わず、
準備も目立たないように進めました。
全てが整いあとは打ち上げるのみです。
ところが、打ち上げ当日9月26日のお天気はどうも不安定。
スタッフは朝から心配でそわそわしっぱなしです。

こういった時はいやな予感が的中します。
開始30分前に恐れていた雨が激しく降り注いできたのです。

「これは中止になるかもしれない。」と誰もが思った開始1分前、空は突然微笑みます。「
これまでの雨は開始を告げるドラムロールでした。」と言わんばかりにサッとあがっていきました。


会場の浜辺に集った地域住民は約300名。
花火はかつてと同じ港防波堤から打ち上げられました。
奇跡のような演出で始まった打ち上げ花火は、
マイケル・ジャクソンの名曲”Heal the World”の音符にのってリズミカルに舞い上がり、夜空を次々に彩ります。

見学者は花火を見つめながらかつての思い出を幾重にも重ねたことでしょう。

6分50秒という短い時間でしたが、凝縮された特別な時間。
曲終わりにこの日一番の大きな花火が打上げられフィナーレが飾られました。

全ての火花が空に吸い込まれBGMがさざ波に切り替わったとき、
ふと辺りを見渡すと大人も子どもも涙を流しています。

感動は波紋のように広がり、見る者全てを包み込んでいるようでした。
そして、不思議なことに全身から生きる勇気がみなぎってきます。
その場にいた一同がその気持ちを味わったはずです。






‖ 続くコロナ禍。もう一度花火を打ち上げたい!

残念なことに今年もコロナ禍が続いています。
ここまで長引くとは誰が想像できたでしょうか。
鼠ヶ関はご多分にもれず主産業の水産業はもちろん、
民宿、飲食店など全ての業種で活気が取り戻せずにいます。

私たちはそんな故郷にもう一度花火を打ち上げ「生きる勇気」を与えたいです。

花火大会などとは言えないような小さな花火イベントかもしれません。
それでも、多くの人に勇気を与えることができます。
鼠ヶ関に活気が戻るきっかけとなるように、どうか私たちに力をお貸しください。
何卒、よろしくお願いいたします。


協賛の申し込みは下記のリンクからお願いします。


https://camp-fire.jp/projects/view/453606





‖ 花火イベント主催

コロナ退散祈願・海の安全祈願花火実行委員会
実行委員長 佐藤 丈典
  

Posted by nezugaseki at 11:13Comments(0)